長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【不明】  【2015年02月受信】

ご意見(要旨) 【長崎市の観光政策、再開発について】
南山手を歩いてみると、点としては素晴らしい場所があるが、団体、修学旅行向けの古臭い従来の観光地からの脱却ができていないと感じてしまう。異国情緒漂う街並みとは言い難い光景が目立つ。
一般の民家の色使いにまで文句を言っても仕方がないのかとは思うが、グラバー園あるいはその周辺は長崎市が誇る一大観光地であり、少なくとも電線地中化、ブロック塀の改修をはじめ景観規制など修景事業のさらなる促進はもとより、住民の意識向上に努めてほしい。

長崎市もパークアンドライドを施策として行っておられるが、その規模に決定的に欠けると考える。道路の整備も必要ではあるが、中心部まで車で行かずとも済むよう大規模駐車場と公共交通機関との結節点のさらなる整備による利便性向上に力を入れてほしい。さすれば時折、観光客であふれかえり狭くて危険な電停の再整備も可能になってくるのではないか。

ご存じではあるかと思うが、広島駅には路面電車が高架で乗り入れることが決まっている。長崎駅再開発におけるトランジットモール整備による路面電車の駅乗り入れ構想は破綻し、サイドリザベーション化を視野に入れているそうだが、そうであってもだいぶ距離があるように思える。やはり他市のように直接駅舎に乗り入れすることはできないのか。これでは高松駅周辺再開発の高松築港駅の二の舞のように思えて非常に残念である。

また、出島電停から市民病院間は交通量の関係から路面電車の軌道敷設は不可能だそうだが、出島復元に備えて、部分的に地下を通したり、水辺の森公園側になどルートを変えてでもやる将来需要は、昨今の情勢からさらに増してきていると思えるがいかがお考えか。

※トランジットモール・・・一般車両の通行を禁止し、公共交通機関と歩行者の通行だけを許可する市街地域
※サイドリザベーション・・・軌道を歩道寄りに敷設すること

【2015年02月20日回答】

回答 【*まちづくり推進室】【土木企画課】【*長崎駅周辺整備室】
(まちづくり推進室)
南山手地区は、長崎市景観計画の「南山手・東山手地区景観形成重点地区」に指定されており、居留地時代の歴史・文化の景観資源が多く残る地域特有の雰囲気や景観特性と調和した景観形成を推進しております。
建物の高さや外壁の色彩等の基準を定め、新築などを行う場合は届出を行ってもらい、地域の景観にふさわしい景観形成をお願いしております。
今後とも、地域の皆さまの理解を深め、より良い景観形成に努めてまいりますので、ご理解いただきますようお願いします。
(土木企画課)
長崎市では、道路整備を進める一方で、公共交通機関の利用を促進することが重要と考え、その取り組みを進めているところです。
具体的には、ノーマイカーデーの取り組みをはじめ、パークアンドライド駐車場やバス専用レーンの整備、バスと路面電車共通のICカードの導入、コミュニティバスや乗合タクシーの導入など、公共交通機関の利便性、快適性の向上などに取り組んでいます。
パークアンドライド駐車場につきましては、中心市街地の交通量を抑制するため、松山地区において取り組みを行っています。松山町駐車場利用者の公共交通機関への乗換率は約3割となっており、交通渋滞や公共交通機関の利用促進に一定の効果があるものと考えています。
新たなパークアンドライド駐車場の設置は困難ですが、市域を超えた近隣の市町との広域的連携についても検討していきたいと考えております。
(長崎駅周辺整備室)
路面電車の長崎駅への乗り入れにつきましては、これまで軌道事業者と協議を進めてまいりましたが、軌道事業者からは、利用者の減少傾向が続く中、既存系統の維持が最重要課題であり、経営上の判断から駅部への乗入れは困難との見解が示され、断念したところであります。
また、サイドリザベーションにつきましても、国道202号上の短い区間で自動車と軌道が2回交差することになり、交通への負荷が増大すること、運行時間にロスが生じ軌道事業者の理解が得られないことなどから、現状では困難と考えております。
新幹線および連続立体交差事業により再整備される長崎駅は、現在地より西側へ移動することになりますので、新駅舎と国道202号上のバス停や電停との結節機能を強化することは重要な課題であると認識しております。現在、長崎駅舎・駅前広場等のデザイン基本計画の策定作業を進めているところであり、新駅舎の東口から国道へ至る区間について歩いて楽しい空間の創出、歩行者支援システムの導入等の検討を進めております。新駅舎の東側が機能的で魅力的な空間となるよう取り組んでまいりたいと考えております。
(土木企画課)
出島電停から市民病院前電停間の路面電車の軌道新設につきましては、ご指摘のとおり交通量や交差点の形状などから軌道の新設は難しい状況です。
しかしながら、長崎駅方面からグラバー園方面への路面電車の直通運行は重要な課題であり、関係機関との調整を行っているところです。引き続き実現に向けて取り組んでいきたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願いします。 
関係所属 *まちづくり推進室  【直通番号】:095-829-1271】
土木企画課  【直通番号】:095-829-1415】
*長崎駅周辺整備室  【直通番号:095-829-1173】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

検索ページへ戻る   ページのトップへ