長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【60代】  【2014年05月受信】

ご意見(要旨) 【MICEとブリックホールのすみ分けわけについて】
MICE計画がありますが、今のブリックホールでは対応できないのですか。新施設とブリックホールのすみ分けはどうなるのでしょうか?

【2014年06月03日回答】

回答 【観光政策課】
人口減少や少子高齢化、経済の停滞が課題である長崎市が、地域経済を立て直すためには、市域内での経済循環だけでは限界があり、市域外からの外貨獲得が不可欠です。
そこで、長崎市では、MICE(マイス)、つまり、企業等の会議(Meeting)、企業等の行う報奨・研修旅行(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会等が行う国際会議(Convention)、展示会・イベント(Exhibition/Event)といった多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントなどを、これからの成長戦略の柱として位置付けており、観光客に加え、より経済効果が高いビジネス客や学術関係者などをターゲットとしています。
これまでも長崎市では、医学・平和・歴史・観光都市といった優位性を生かし、学会や大会などのコンベンション誘致に取り組んできました。
そのような中で、近年、学会においては、全体会議に多数の分科会や展示会を伴う傾向にありますので、展示場がなく会議室も5室しかないブリックホールでは単独で開催できず、複数の施設に分散して開催しているのが実情です。
しかしながら、会場間の移動に係る時間や雨天時の問題などから、ワンストップでの開催を求める主催者側からは敬遠され、誘致できなかった事例が多数あります。
このため、現在検討中のMICE施設は、他都市の調査や専門家の意見を踏まえ、多様な用途に使用可能な平土間のホール(3,000?)や展示ホール(3,000?)、多数の会議室を備えた施設を想定しております。
この場合、これまで誘致できなかった全国で開催されている2,000人規模以上の学会等の約9割に対応することが可能だと考えています。
次に、ブリックホールとのすみ分けについてですが、ブリックホールは、芸術文化の振興や市民の文化的教養の向上を図ることを主たる目的とする文化的施設に位置づけられ、市民による利用が中心となります。
一方、MICE施設は、市外・県外・国外からの会議やイベント等を誘致し、交流人口の拡大による地域経済の活性化を狙うものであり、集客都市の基盤施設と位置づけております。
このことから、MICE施設の利用者は、第一に市外からの訪問者を、第二に小規模のMICEや市民の催事などによる利用を想定しています。
他都市のMICE施設では、国際会議や全国規模の会議については、2年前から予約受付を開始し、それ以外は1年前からの予約開始とするなどの取り組みを行っておりますので、長崎市においても、同様の予約の仕組みを取り入れるなどして、すみ分けを図っていきたいと考えています。
また、音響設備や舞台設備などを備え、コンサートや演劇向けのブリックホールと、コンベンション向けのMICE施設とでは、機能的にも大きく異なりますので、誘致するターゲットのすみ分けを行いながら、効率的な運営を行っていくことを考えております。 
関係所属 観光政策課  【直通番号】:095-829-1152】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

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