長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【50代】  【2014年03月受信】

ご意見(要旨) 【長崎くんちの公会堂代替地での開催について】
私は金屋町のマンションに居住しています。先日、突然、恵比寿町にある瓊の浦公園にてくんちを開催するとの1枚の通知を受け取りました。8月〜10月の平日、当該公園で6時〜9時に練習をする、開催においては車の出し入れが困難になるなどの内容が記載されていました。周辺住民にとっては日常生活が大いに阻害される暴挙であり、決して認容できません。以下に問題点を列挙します。
1)騒音:数年前の中町公園における龍踊りの練習騒音が大きな問題となりました。叫び声、特に打楽器の音はマンション上層階に響き渡りとても許容できるものではありませんでした。それを集合住宅や病院に囲まれたパブリックスペースで行うことは許されません。夕方仮眠をとって夜勤をして市政を支える職種の住人も居ます。恵比寿町病院、ながさきハートクリニックなど入院患者の安静や診療に重大な支障が予想されます。大騒音を発する行為は体育館や防音施設などクローズドスペースで行うべきです。もし強行されることがあれば、警察に騒音被害として通報するつもりです。
2)基本的に長崎くんちは宗教上の儀式であり、公園としての機能を害し住民の生活に制約を強いる公共性はないという大前提をご再考ください。
3)細い生活道路や建物が密集した狭い公園でくんちを開催すれば、多人数の往来による事故や交通障害など人身に関わるリスクが想定されます。
これらの問題を無視して愚案が実行されるならば、別の抗議手段や提訴を考慮する必要があると思われます。

【2014年03月25日回答】

回答 【*総合企画室】【観光政策課】
長崎くんちにつきましては、ご存じのとおり380年以上続く長崎の伝統芸能であり、保存・継承活動に寄与するとともに、長崎の歴史・文化が凝縮された奉納踊り等の魅力を発信することで、長崎市のまちの活性化と観光振興につながるものと考えております。
一方、現在の市庁舎は、老朽化や、窓口の分散などの課題があり、特に地震に対する安全性の不足は、多くの市民が利用し、災害時の対応拠点となる建物として、早期に解消すべき課題です。このような課題について、市民懇話会の設置など、市民のご意見をうかがいながら、市中心部の限られた土地の中で解決する方策を総合的に検討し、公会堂を解体し、その敷地に市庁舎を建て替えるという考えに至りました。
市庁舎建替事業の実施に伴い、建設期間中、現在、公会堂前公園で開催している長崎くんちの踊り場としての利用ができなくなることから、市民及び観光客のくんち鑑賞の場を確保していくためには、同公園に代わる長崎くんちの踊り場の確保が必要となります。
そこで、公会堂前公園に代わる場所の選定については、長崎市と長崎伝統芸能振興会とも協議を重ねながら、検討してまいりました。
公会堂前公園に代わる場所の候補地としては、瓊の浦公園や中央公園を含む5か所を抽出し、「配置場所として諏訪神社からお旅所に至る現行ルート沿いの近くに位置していること」、「くんち期間の神事の運営に支障をきたさないこと」、「現在の公会堂前公園観覧場席数に近い席数の確保」といった前提条件に照らし合わせて比較検討しました。
その結果、周辺の交通環境や踊り町の待機場所など使い勝手の面も含め、総合的に判断し、瓊の浦公園での実施が現時点では有力であると考えております。
ご指摘の騒音については、近隣に事業所やマンション、病院などがあることから、住民の皆様及び関係者の皆様のご理解をいただきながら、事前練習の時間帯やくんち当日の終了時間について充分な配慮が必要であると認識しております。
また、3月17日に開催された地元自治会集会の中でも同様のご意見をいただき、踊り町の組合を通じて練習時間の短縮などの申し入れなどの対応を検討したい旨の回答をさせていただいたところです。
さらに、公園周辺の道路が狭いので事故などのリスクが想定されるといったご指摘につきましては、警察とも協議しながら交通規制や警備員の配置など安全管理には十分配慮しながら実施したいと考えております。
なお、長崎くんちの踊り場の選定につきましては、今後、地元住民の皆様のご意見等を踏まえ、最終的に決定することになります。
これからも、市民の皆様からご意見をいただきながら、取り組みを進めていきたいと考えておりますので、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。 
関係所属 *総合企画室  【直通番号】:095-829-1111】
観光政策課  【直通番号】:095-829-1152】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

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