長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【40代】  【2014年01月受信】

ご意見(要旨) 【被爆70周年記念事業に係る提案について】
広島市役所(企画総務局企画調整課)におきましては、下記のとおり、被爆70周年記念事業のアイデアを公募されました。
貴市におかれましても、同様に記念事業をご計画でありましたら、2つの提案をお送りいたしますので、ご検討いただけますと幸甚に存じます。

1 原爆被爆資料を世界記憶遺産に
2011年5月、炭鉱記録画家の山本作兵衛氏が描き残した筑豊の炭鉱画など約700点の作品が、日本初の「世界記憶遺産」として登録されたことは記憶に新しい。
世界記憶遺産の制度は1992年に始まった。国連教育科学文化機関(ユネスコ)が、各国の絵画や資料、映像、音楽などを「人類として残すべき記憶」と認定する。
世界記憶遺産への登録にあたっては、日本政府の推薦が必要とされる。しかし、山本作兵衛氏の作品は、福岡県田川市と福岡県立大学が共同して推薦書を作成し、独自にユネスコへ提出したという。
広島・長崎には数多くの文学、映像、絵画、音楽など多岐にわたる「原爆被爆資料」が貴重な記憶として残されている。それら全てには、世界の人々や未来を生きる人々へのかけがえのないメッセージが刻み込まれている。
原爆投下、被爆の悲惨さの記憶を風化させないためにも、広島市と長崎市が共同して、原爆被爆資料を世界記憶遺産に登録していく取り組みは、人類史的にも大きな意義があるように思う。

2 核被害者世界大会の開催
今日の核社会がもたらした核被害の広がりと深刻化は、差別構造の下にある先住民や第三世界の人々ばかりでなく、人類一人ひとりが核の被害者となりかねないという危機的な状況となっている。その加害の仕組みなどをトータルに把握し、一人ひとりの生存権を基礎とした核時代における新たな「権利宣言」を確立し、「非核地帯の実現」など核廃絶と非核社会を目指すとともに、国際的反核運動(反核兵器・脱原発)の発展を目指した核被害者世界大会を開催する。
(1)いまだに隠されている核被害者の実態を明らかにする。
(2)核被害者の体験と今なお続く肉体的、社会的、政治的な苦しみを世界にアピールする。
(3)原爆、核実験、核開発および原子力(発電)がもたらした被害と加害の歴史に一般の注目を向けさせ、全ての核被害者の正当な権利の確立、承認、擁護を目指す。
(4)核被害者の運動への支援と連帯を強め、これ以上の核による環境汚染と被害者の拡大を止めるため、全ての核を世界中からなくす国際共同行動の実現を目指す。

【2014年01月23日回答】

回答 【調査課】
 長崎市では、平成27年に被爆70周年という節目の年を迎えるにあたり、被爆の実相を継承し、恒久平和の実現を訴えるメッセージのさらなる発信などを目的として、被爆70周年記念事業の実施に向けて検討しているところです。
 ご提案いただきましたアイデアにつきましては、記念事業を検討する際の参考とさせていただきます。
 この度は、貴重なご提案ありがとうございました。 
関係所属 調査課  【直通番号】:095-829-1147】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

検索ページへ戻る   ページのトップへ