ここから本文です。

都市間の交流　福州市

更新日：2023年5月18日　ページID：004937

都市間の交流福州市

福州市友好都市提携40周年の記事はコチラ

福州市 FUZHOU

面積：11,968平方キロメートル
人口：約829万人
提携：1980年（昭和55年）10月20日
特色：福建省の貿易の拠点

街の紹介

福建省の省都である福州市は福建省の東、閩江の下流に位置し、長江デルタと珠江デルタの間にあります。

歴史文化都市として現在に至るまで2200年の悠久の歴史があり、唐朝以来、福建省の政治、経済、文化の中心です。貿易の拠点でもあります。

馬尾港は古くから中国と日本、東南アジアとの海上交通の要所となってます。平均気温は16～20度、平均降水量は900～2100ミリメートル。霜や雪はまれで、四季を通じて緑が豊かで、中国全土で最も「緑」が多い都市のひとつです。

土地は肥沃で、「魚や米の豊かな土地」、「果樹の豊かな土地」として知られ、電子、機械、化学工業、紡績、軽工業、食品、靴製造等が主要産業となっています。

街の紹介動画

福州市を紹介する動画がご覧いただけます。コチラ（新しいウィンドウで開きます）

締結のきっかけ

福州の街の様子ほとんどの長崎華僑の出身地。
中日友好の船「明華号」の長崎訪問の折に中日友好協会会長に要望書を提出し歴史的なつながりをもとに締結。
（1980年（昭和55年）7月4日に長崎市議会全員協議会で承認）

交流の状況

時期	主な交流状況
1980年（S55）	・「長崎市民の翼」一行122名が訪中。・游徳馨市長を団長とする訪問団が来崎し、友好都市提携締結。
1983年（S58）	・長崎女子商業と福州第三中学校が友好提携を締結。
1985年（S60）	・友好都市提携5周年記念「長崎市民友好の船あじさいの船」が福州市と上海市を訪問。総勢467名が各都市を訪問し、160名の小中学生が様々な交流を行うなど幅広い交流を行う。
1988年（S63）	・福州市の高校生を中心とした福建省高校サッカーチームが来崎し、親善試合や交流実施。
1990年（H2）	・提携10周年を記念し、水産農林及び水道の分野で技術交流を開始（以降、基本的に隔年で受入・派遣）
1993年（H5）	・「少年大使－福州市訪問団」市内中学生16名を含む一行24名が福州、上海、武夷山、蘇州を訪問。福州第3中学校との交流会、武夷山登山などを行う。
1994年（H6）	・「少年大使－福州市訪問団」市内中学生6名、高校生1名を含む一行15名が福州、上海、桂林を訪問。林則徐学校との交流会を行う。・「福州市少年交流団」一行13名が来崎。桜ヶ丘小学校、淵中学校と交流会を行う。
1995年（H7）	・「少年大使－福州市訪問団」一行24名が上海、福州、北京を訪問し、見聞を広める。福州市においては、現地の青少年と交流会を行い、友好親善を深める。・福州市から本島等市長に福州市栄誉市民称号授与（平成16年伊藤市長、平成22年田上市長）。
1997年（H9）	・「ながさきジュニア世界見聞録」一行が福州市等を訪問し、見聞を広める。福州市においては、現地の青少年と交流会を行い、友好親善を深める。（平成11年、平成14年も同様に実施）
2005年（H17）	・友好都市提携25周年記念訪問団を迎え「福州デイ」開催。
2006年（H18）	・長崎市から練知軒前市長に長崎市国際親善栄誉証贈呈。
2010年（H22）	・長崎市から蘇増添市長に長崎市国際親善平和栄誉証授与。・福州市で開催された「2010年福州トライアスロンチャンピオン大会」への招待があり、長崎市トライアスロン協会の選手が出場し、見事優勝。（提携30周年記念）
2012年（H24）	・「子どもゆめ体験」（長崎・上海子どもゆめ体験）で、長崎市の中学生が福州市を訪問。・日中国交正常化40周年記念中学生交流卓球大会（北京市）に両市の中学生で編成するチームが参加。
2015年（H27）	・友好都市提携35周年記念訪問団を迎え「福州デイ」開催。
2017年（H29）	・福州市職員鄭暁昆さんが自治体職員協力交流事業（LGOTP）で来日し、主に学校教育現場で研修を実施。・日中国交正常化45周年記念中学生交流卓球大会（北京市）に両市の中学生で編成するチームが参加。
2018年（H30）	・福州市で開催された中華ペーロン大会に長崎総合科学大学のペーロン部が、福州市と合同チームで出場。
2019年（R1）	・長崎市中学生の選抜チームが福州市主催の国際友好都市サッカー大会に参加。・2020年友好都市提携40周年に向けて福州市外事弁公室、教育局職員が来崎。・尤猛軍市長が来崎、興福寺など視察。・新型コロナウイルスの感染状況が深刻で、支援の要請もあったためマスクを送付。（湖北省1万枚、福州市6千枚、中山市6千枚）・新型コロナウイルス感染予防支援のために、長崎市に対してマスクを寄付する旨申し出があり、マスク2万枚の寄贈を受ける。
2020年（R2）	・長崎商業高校と福州外国語学校が学校交流を開始し、オンライン交流を実施。・三重中学校と福州第十九中学が学校交流を開始し、オンライン交流を実施。・提携40周年を記念しオンライン調印式を開催し、両市長出席のもと友好学校協議書の締結および水産交流協議書の更新を実施。
2021年（R3）	・福州市主催「福州国際友好都市文化祭」（オンライン開催）に市長が出席。・長崎商業高校と福州外国語学校、三重中学校と福州第十九中学がそれぞれオンライン交流を実施。
2022年（R4）	・長崎商業高校と福州外国語学校、三重中学校と福州第十九中学がそれぞれオンライン交流を実施。

歴史とみどころ

福州の街の様子福州市の歴史は越国が紀元前202年に築城したことに始まる。唐代の725年にこの地に福州都督府が設置されて福州と呼ばれるようになり、五代十国時代には閩国の都となります。

明の時代になると、市舶司が泉州から福州に移転します。それに伴い、琉球王国の指定入港地となり、琉球館が設置されるなど対外貿易拠点となります。
アヘン戦争後に1844年に締結された南京条約によって対外開港されると、福州は特産品であるお茶の輸出などで発展します。また倉山には外国領事館が設置されました。
現在も福州市内には茶葉の交易市場が築かれており、福州産の茶葉だけでなく福建省の山間地域のものも販売されています。
1984年、国家歴史文化名城に指定されています。