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朝鮮民主主義人民共和国の核実験実施に対し厳重に抗議する決議

更新日:2013年3月1日 ページID:002560

朝鮮民主主義人民共和国の核実験実施に対し厳重に抗議する決議

2009年5月25日に貴国が地下核実験を実施したとの報道に接した。
貴国は、2006年10月にも、国際社会の制止を無視して、1回目の核実験を強行し、アジア地域はもとより、世界全体の平和と安全に対し重大な緊張を与えており、本市議会においても、核実験に強く抗議するとともに、核開発の即時中止を求める決議を行い、貴国政府に対し送付している。
また、その後の国連安全保障理事会においても、再度の核実験の停止を要求するとともに、すべての核兵器及び既存の核計画の放棄を義務付けた制裁決議が全会一致で決定されている。
しかしながら、貴国はこれまで、6カ国協議からの脱退を表明し、また、平成21年4月には国際世論が自制を求めたにもかかわらず、国連安保理決議に違反するミサイル発射を強行するなど、世界恒久平和を求める国際世論を無視した態度を取り続けており、特に、今回の核実験は、オバマ米大統領の登場により広がりつつある「核のない世界」を求める動きや、先に開催された核不拡散条約(NPT)再検討会議の準備委員会における核兵器の全面廃絶に向けた国際的な機運の高まりを著しく阻害する暴挙であり、断じて容認できない。
私たち被爆地長崎の市民は、「長崎を最後の被爆地に、人類は核兵器と共存できない」と訴え続け、かかる危険なみちを二度と許さないために、国連憲章の平和原則を尊重し、人類の未来に向かって核兵器廃絶の実行に踏み出すことに全力を挙げることを決意しており、このような愚行に対し、被爆者を初め、核兵器の恐怖を経験した被爆地として、激しい憤りを禁じ得ない。
よって、被爆地長崎の市議会として、核兵器を廃絶し、世界の恒久平和を願う立場から、貴国政府に対し、今回の核実験に厳重に抗議し、断固として非難するとともに、あらためて、核兵器の完全廃絶及び核開発の即時放棄を強く求めるものである。
以上、決議する。

平成21年5月29日 長崎市議会

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