生ごみシェイパーズ塾(生ごみ減らし隊)
 塾長:山口 八重子

 塾活動も3年目となり、さまざまなネットワークを作り、塾生の数も増え、現在塾生69名です。生ごみは資源!!を合い言葉に、和気あいあいと活動しています。
 1年目・2年目は、自分たちが「生ごみ堆肥」の方法を研究、習得することに一生懸命力を注ぎました。いろいろな方たちのアドバイスを受けながら、失敗を重ねながら、ようやく、生ごみシェイパーズの「ボカシ(生ごみ発酵促進剤)の作り方」と、「堆肥の作り方」を冊子にまとめることができました。

 今年度は「生ごみシェイプアップ大作戦」と称して、自分達が研究した「ボカシの作り方」と、「生ごみ堆肥の作り方」を「広める」こと、「生ごみ堆肥を活用し、おいしくて安心・安全な野菜を作ること」を活動の中心にしています。昨年度に続き、市主催の環境イベントへ「生ごみ堆肥化相談コーナー」を出展。来場者の方に声をかけ、いっしょに「ボカシ作り」を行い、できあがったボカシをお渡しし、まずは生ごみの堆肥に興味を持ってもらえるよう工夫しました。用意したボカシ作り資材はすぐになくなり、生ごみ堆肥化への興味が増えていることを肌で実感しました。
 このような活動を行う一方で、ボカシの作り方や、堆肥の作り方、畑の作り方など、自分達の経験をもとに、みんなでよりよい方法を研究したり、塾の中でも新しく参加した塾生を他の塾生たちが指導したり、どのようにしたら、わかりやすく人に伝えられるかを研究したりリーダー育成を続けています。

 これからもさまざまな団体の講習会にでかけ、生ごみ堆肥化を広めることで、一人でも多くの方に生ごみの減量・リサイクルに取り組んでいただけるように努めたいと思います。活動を続けることによって、塾生ひとりひとりの研究も実のあるものになっているようです。ただ自分だけが分かるのではなく、人に広めること。そのためには、いろんな失敗が経験になっていきます。今年度は、合併により市域も広がったことで、さらに活動の輪を広げています。
 生ごみが減らせて、しかも楽しめるリサイクルの実践!! 生ごみは「ごみ」ではなく、土に返せば栄養のたくさん詰まった宝物であるということを伝えるために、研究を続けながら活動していきたいと思います。

 

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