長崎まちづくり事業化研究塾 塾長:増倉 康久


 長崎のまちの魅力を再発見・活用を目指す本塾の15年度の活動は、危機に瀕する木造町屋の調査と由緒あるお寺、多くの有名人が眠る墓所探訪を皮切りに、それらの魅力をホームページで情報発信しつつ、今後の事業化可能性について検討を行いました。
 
高齢者や遠隔地遺族のための「墓参代行事業」、携帯電話を使って今いる場所から拾える細かい観光情報やお得なショッピング情報などをシステム化した「携帯ナビ事業」、まちのオリジナルキャラクターを開発しネクタイ作成などで商品化する「グッズ開発事業」などがその中身です。
 これらを町屋班、寺班、ネット班の3班を中心にして活動し、現在、事業化主体=まちづくりNPO等を展望しているところです。研修旅行では福岡でエコマネー(地域通貨)や民間主体の公民館運営など、地域で行われているコミュニティービジネスの事例を見て回り、住む人のコミュニケーションの広がりがまちを生き返らせることを実感で学びました。テーマが広がりすぎて絞り込みに欠ける傾向は否めませんが、まずは大風呂敷の一年でした。今年は幸いに継続して活動することになりました。成果に乞うご期待!


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