出島事始め塾  塾長:宮川 雅一


 16世紀、ポルトガル人との貿易によって南蛮文化がわが国に伝来しました。 17世紀鎖国時代になると海外渡航禁止令が出され、ポルトガル人との貿易は途絶え、 貿易港も長崎だけが唯一の港として開港されました。 それによってオランダ人との貿易が盛んに行われるようになり、紅毛文化が伝来されるようになりました。 文化の内容は外来語、蘭学、医術や「モノ」などが長崎の出島に伝わり、 その事始めが全国各地へ浸透していったのです。

 私たち出島事始め塾は長崎一番に何があるか、その数多くある事始めの中から選んだ、 1.汽車 2.活版印刷 3.写真 4.スポーツ(バドミントン、ボーリング) 5.西洋料理(ハム)などを塾生らで取り上げて調査研究し、一冊の本「出島事始め 1」にまとめ上げました。

※活動状況は次の通り実施
(1)原則として、塾を月3回(午後5時30分〜午後8時まで)開催した。
(2)市内の史跡めぐりを3回実施。
1回・・・長崎駅周辺〜出島
2回・・・出島・大浦〜南山手
3回・・・諏訪の森周辺〜出来大工周辺
(3)県外の施設見学を実施。
武雄市歴史資料館〜福岡〜佐賀県立博物館
平成14年度は昨年度実施しなかった出島事始めの「モノ」を新たに取り上げて研究を進めていく予定です。


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